「10月12-18日『主は,あがなう者としてシオンにきたり』:イザヤ58-66章」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:旧約聖書 2026年』
「10月12-18日『主は,あがなう者としてシオンにきたり』」『わたしに従ってきなさい:旧約聖書 2026年』
「ナザレの会堂におけるイエス」Greg Olsen画
10月12-18日:「主は,あがなう者としてシオンにきたり」
イザヤ58-66章
御自分の務めを果たし始めたころ,イエス・キリストは御自分が育ったナザレで,ある会堂を訪れられました。主は聖文を読もうと立ち上がり,イザヤ書を開き,今日イザヤ61:1-2として知られている箇所を読まれました。その後,主は次のように告げられました。「この聖句は,あなたがたが耳にしたこの日に成就した。」これは,御自分がその油注がれた者であり,心の打ち砕かれた者を癒し,「囚人が解放され……ることを告げ知らせ〔る〕」者であるという,救い主の最も率直な宣言の一つでした(ルカ4:16-21参照)。この聖句は,その日,確かに成就しました。そして,イザヤのほかの多くの預言と同様,この預言は今日も成就しています。救い主は,御自分のもとに来る打ち砕かれた心を持つ者を癒し続けておられます。解放を必要とする囚われた人々はまだ大勢います。そして,備えるべき栄えある未来があります。その日,主は「新しい天と,新しい地とを創造〔し〕」(イザヤ65:17),「義と誉とを,もろもろの国の前に,生やされる」(イザヤ61:11)のです。イザヤを読むと,主が御自分の民のためにすでに行われたこと,現在行っておられること,そしてこれから行われることに対してわたしたちの目が開かれます。
家庭と教会で学ぶためのアイデア
断食は霊的な力を築き,困っている人々に祝福をもたらす
食べ物があるのに,なぜ自発的に食べるのを控えるのでしょうか。イザヤ58:3-12を研究しながら,あなたが断食をする理由と,主がこの律法を与えられた理由について考えるとよいでしょう。以下は深く考えるべきそのほかの質問です:
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断食が祝福よりも重荷のように感じられることがあるのはなぜでしょうか(イザヤ58:3-5参照)。この章にある主の教えによって,あなたの見方はどのように変わるでしょうか。
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「悪のなわをほどき」,「すべてのくびきを折る」(イザヤ58:6)とはどういう意味だと考えられるでしょうか。断食はほかの人々にどのような祝福をもたらすでしょうか(7節参照)。
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断食は,イザヤ58:8-12で述べられている祝福をどのような形であなたにもたらしてきましたか。
「〔これは〕わたしが選ぶところの断食……ではないか」(『リアホナ』2015年5月号,22-25)の中で,ヘンリー・B・アイリング管長は,断食と断食献金によって人々がどのように祝福されてきたかを示す例を幾つか紹介しています。あなたは自分の人生で同様の祝福を目にしたことがありますか。それはどのようなときでしたか。
「トピックと質問」「断食と断食献金」の項,「福音ライブラリー」も参照してください。
自分の教える人たちのことを知る。「キリストのような教師になるためには,自分の教える人について知り,その人の心の中を理解しようと努める必要があります。……彼らにとって最も良い学習方法を見つけてください。質問し,話によく耳を傾け,彼らを観察してください。何よりも,御霊を通してしか授かることのできない理解力を求めて祈ってください。その人のことをよく知れば知るほど,その人がイエス・キリストの福音に個人的な意義と力を見いだせるよう助けることができるようになります。ある人が渇いていることが分かると,救い主の生ける水でその渇きを癒す方法を,御霊から教えていただくことができます。」(『救い主の方法で教える』13)
安息日に主を尊ぶと喜びがある
安息日はあなたにとって「喜び」の日でしょうか。イザヤ58:13-14を研究しながら,どうすれば主の日にもっと喜びを見いだすことができるか考えてください。例えば,「〔主の〕聖日にあなたの楽しみをなさず」とはどういう意味だと考えられるでしょうか。「主によって喜びを得〔る〕」ことと「おのが道を行〔う〕」ことの違いは何でしょうか。
ラッセル・M・ネルソン「安息日は喜びの日」『リアホナ』2015年5月号,129-132も参照してください。
イエス・キリストはわたしの救い主,贖い主であられる
イザヤ58-66章には,イエス・キリストの贖いの使命について述べている箇所が複数あります。研究しながらそれらを探してください。特に,救い主について述べるのに使われている称号や言葉に注目してください。以下はその例です:
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イザヤ59:16-21で「仲に立つ者」について述べられている事柄で,どのような点が印象に残りましたか。救い主は,9-15節で述べられている状況をどのように克服されるでしょうか。
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イエス・キリストはナザレの人々に御自分がメシヤであると告げたとき,イザヤ61:1-3から引用されました(ルカ4:16-21参照。ビデオ「メシヤであられることを宣言されるイエス」「福音ライブラリー」も参照)。イエス・キリストはこれらの節で述べられている方法によって,あなたやほかの人々をどのように祝福してこられたでしょうか。主はどのようにして,灰にかえて冠を与えてくださってきたでしょうか。
3:21メシヤであられることを宣言されるイエス
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あなたはどのような「主のいつくしみ」について「語り告げ〔る〕」ことができますか(イザヤ63:7-9参照)。
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イザヤ58-66章の中に,救い主に関する記述としてほかにどのようなものがありますか。
モーサヤ3:7;教義と聖約133:46-53も参照してください。
「光の贈り物」Eva Timothy画
「主はとこしえにあなたの光とな〔られる〕」
イザヤ60章および62章では,終わりの時にイエス・キリストの福音が世にもたらす祝福について教えるために,光と暗闇,目と見ることについて語っています。これらの概念を,イザヤ60:1-5,19-20;62:1-2の中から見つけてください。これらの章を読みながら,神がどのようにしてその子供たちを暗闇から御自分の光へと集めておられるか,深く考えてください。この業におけるあなたの役割は何でしょうか。
1ニーファイ22:3-12;3ニーファイ18:24;教義と聖約14:9;ボニー・H・コードン「彼らにも見えるように」『リアホナ』2020年5月号,78-80も参照してください。
キリストは福千年の間地上で統治される
イザヤは「さきの悩み〔が〕忘れられ〔る〕」(イザヤ65:16)日について述べました。この預言は幾つかの形で成就していますが,その完全な意味においては,その日,すなわちイエス・キリストが戻って来られる日はまだ来ていません。イザヤは,イザヤ64:1-5;65:17-25;66章で,この未来の日について述べています。イザヤが「喜び」や「喜ぶ」という言葉をいかに頻繁に用いているかに注目しましょう。救い主が戻って来られる時が,あなたにとって喜びの日になるのはなぜでしょうか。主の来臨に備えるために,あなたはどのようなことができるでしょうか。
信仰箇条1:10;ラッセル・M・ネルソン「教会の将来:救い主の再臨に世を備える」『リアホナ』2020年4月号,7-11も参照してください。
さらに詳しくは,今月号の機関誌『リアホナ』および『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』を参照してください。
子供を教えるためのアイデア
断食はわたしや困っている人に祝福をもたらす
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準備ができたときに断食をするよう子供たちに勧めるのにいちばん良い方法は,恐らく,主がこの律法を定められた目的を子供たちに理解してもらうことです。イザヤ58:6-11を一緒に読み,次の質問に対する答えを見つけるといいかもしれません:なぜ断食をするのでしょうか。どのような断食をしますか。『聖句ガイド』の「断食」の項を参照してもよいでしょう。
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断食に関する有意義な経験があれば,子供たちに分かち合ってください。主がこの律法を与えられた理由を友達に説明としたらどう説明するか,子供たちに尋ねてもよいでしょう。
安息日はわたしにとって喜びとなる
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イザヤ58:13-14を読んだ後,カレンダーの曜日を指して,子供たちにあなたと一緒に曜日を言ってもらいます。安息日になったら,その日を「喜び」と呼んでもらいます。なぜ安息日があなたにとって喜びの日なのか,話してください。
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安息日に「主によって喜びを得〔る〕」方法を互いに分かち合います。子供たちに,アイデアを絵に描いて,「安息日の喜びの箱」に入れてもらうといいかもしれません。こうしておけば,安息日に行うことについてアイデアが必要になったときに,箱からアイデアを取り出せばよいのです。
「わたしたちの光」Dan Wilson画
救い主はわたしにとって光のようなものである
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イザヤ60:1-3を読み聞かせる間,子供たちに目を閉じてもらいます。「光」という言葉が聞こえたら目を開け,「暗き」という言葉が聞こえたらまた目を閉じてもらいます。イエス・キリストとその福音は,天の御父のもとに戻る道を見いだせるよう助けてくれる光のようなものだ,と説明します。
イエスは再び来られるとき,平安と喜びをもたらしてくださる
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イザヤ65:17-25では,救い主が再び来られるときの地上の様子が描かれています。子供たちと一緒にこれらの節を読みながら,イザヤが述べている「新しい地」での生活にはどんな違いがあるかを子供たちに見つけてもらいます。それが「とこしえに楽しみ,喜びを得〔る〕」(18節)時となるのはなぜでしょうか。
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救い主の再臨について,楽しみにしていることを互いに分かち合います。その日に備えるために,どんなことができるでしょうか。
さらに詳しくは,今月号の機関誌『フレンド』を参照してください。
「起きよ,光を放て。あなたの光が臨み,主の栄光があなたの上にのぼったから。」(イザヤ60:1)「光と命」Mark Mabry画