マスター教義の復習7
マスター教義の目的の一つは,聖句から学んだ教義を,自分や周りの人が直面する状況にどのように当てはめるかを学ぶことです。この課では,今年学習した教義の幾つかを生活の中で実践する練習をします。
生徒の準備:生徒に,生活の中で実践するのが難しいと感じるマスター教義聖句を一つと,簡単に実践できると感じるマスター教義聖句を一つ,選んできてもらいます。その理由を説明できるよう準備してきてもらいましょう。
学習活動案
この復習の課の代わりにマスター教義聖句の課を教える必要が出てくる場合もあります。地域や地区のディレクターやコーディネーターが立てた進度スケジュールを参照して,セミナリー開講中にマスター教義聖句の課を全部教えられるようにしてください。
まず,生徒が準備の活動で考えたことを発表してもらいます。これは,クラスで行っても,二人一組か少人数のグループで行ってもよいでしょう。
人を助ける
マスター教義聖句の一つから学んだ真理を生徒が生活の中で実践することができるよう,以下のシナリオを使用するか,生徒に各自シナリオを考えてもらいます:
自分のワードで,最近父親が職を失った家族にミニスタリングをすると仮定します。この父親は非常に落胆し,教会に来ることも,祈ることも,聖文を読むこともやめてしまいました。この家族には,17歳の長女と15歳の長男,10歳の次女の3人の子供がいます。10歳の次女と母親は,時折教会に来ています。上の二人の子供は以前はよく教会に来ていましたが,父親の仕事がなかなか見つからないでいるうちに,来なくなってしまいました。
次のマスター教義聖句のリストを見ながら,この家族の一人一人の気持ちや試練について考えてください。これらの聖句のうち,それぞれの人にとっていちばん助けになるのはどの真理でしょうか。また,その理由も考えてください。
次の表を掲示して,レッスン中に生徒が参照できるようにします。その方がいい場合は,この状況で役に立つほかのマスター教義聖句を追加してください。
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聖句の場所 |
重要語句 |
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「すべて重荷を負うて苦労している者は,わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。」 | |
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イエスは言われた。「わたしは,あなたに天国のかぎを授けよう。」 | |
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「主なるあなたの神を愛せよ。……あなたの隣り人を愛せよ。」 | |
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イエス・キリストは,「わたしを記念するため」に聖餐を取るよう命じられた。 | |
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「神のみこころを行おうと思う者であれば,だれでも,……この教が……わかるであろう。」 |
生徒に,ミニスタリングシスターまたはミニスタリングブラザーと,この家族のだれかとの会話をロールプレイしてもらいます。家族役を演じる生徒は,この状況で感じている不安を訴え,ミニスタリングシスターまたはミニスタリングブラザー役の生徒は,マスター教義聖句に基づいたアドバイスします。
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この家族はそれぞれ,どのような気持ちを感じ,どのような試練に遭っているでしょうか。
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いちばん助けになる真理は何か考える前に一人一人の気持ちや試練について考える方がいいのは,なぜでしょうか。
シナリオの家族から,子供と親をそれぞれ一人ずつ選びます。その子供と親にとっていちばん助けになると思うマスター教義聖句と真理を一つ選んでください。
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だれを選びましたか。その二人に,どのマスター教義聖句と真理を伝えますか。それはなぜですか。
選んだ親と子のそれぞれについて考えてください。
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もし意見を求められたら,そのマスター教義聖句で教えられている真理を実践するために,具体的にどのような行動を取るよう一人一人にアドバイスしますか。
この質問の答えを生徒が発表する際に,次のような補助的な質問をしてもよいでしょう:あなた,またはあなたが知っている人がこのようにして真理を実践したのはどのようなときでしたか。あなた,またはあなたが知っている人は,その真理をどのようなときに実践して,その結果どうなりましたか。その経験から,あなたは天の御父とイエス・キリストについて,どのようなことを学びましたか。
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このような行動は,天の御父とイエス・キリストから力と強さを頂くためにどのような助けになるでしょうか。
追加の練習
前述の活動で使わなかったマスター教義聖句を一つ選びます。この聖句が,疑問の答えを見つける助けになったり,困難に立ち向かう助けになったりするような状況にはどのようなものがあるか,考えてください。考えたことを学習帳に書いてください。
生徒に,これらのマスター教義聖句で教えられている真理を当てはめることが助けになるような状況を,ほかにも考えて発表してもらいます。このような真理を生活の中で実践できるよう救い主が助けてくださることを,教師が証してもよいでしょう。