マスター教義:ルカ2:10-12
イエス・キリストは救い主,そして主としてお生まれになった
前の課では,イエス・キリストが神の御子であり世界の救い主であられることを,天使が羊飼いに証したことを学びました( ルカ2:10-12 参照)。この課では,霊的な知識を得るための原則を実生活に応用して,この教義を理解していることを示す機会を与えます。
このマスター教義の課は, ルカ2:1-14 を学んだ後で学習するようになっています。つまりこれは,マスター教義聖句 ルカ2:10-12 の背景を学ぶ課なのです。学校のスケジュールに合わせるために別の週にこの課を移動する必要がある場合,背景を教える課も移動してください。
霊的な知識を得るための原則を生徒に教える。霊的な知識を得るための原則を理解して,それを応用する機会が与えられるならば,生徒はマスター教義の目的をうまく達成できるようになります。マスター教義の課を行う度に,これらの原則を簡単に復習するとよいでしょう。原則を応用した模範的な例について年度の始めに話すといいかもしれません。そして,後に生徒が原則を応用できるようになってきたら,原則を応用した経験を生徒に発表してもらいます。
生徒の準備:生徒に,参照聖句と ルカ2:10-12 の重要語句:「きょうダビデの町に,あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである」の暗記に取りかかってもらいましょう。
学習活動案
暗記し,説明する
救い主の誕生の絵と, ルカ2:10-12 の重要語句を参照します。参照聖句と重要語句に絵を結びつけると,暗記しやすくなります。
生徒たちに,参照聖句と重要語句を何回か声に出して読んでもらいます。これは個人で行っても,クラスで行ってもかまいません。
救い主の誕生の絵を見て,参照聖句と, ルカ2:10-12 の重要語句:「きょうダビデの町に,あなたがたのために救い主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである」を読んでもらいます。完璧に暗唱できる自信がつくまで繰り返します。
次の活動は, ルカ2:10-12 で教えられている,イエス・キリストは世の救い主であられるという教義について,自身の言葉で生徒たちが説明できるようにすることを目的としています。
救い主の絵を見てください。この絵の出来事が「すべての民に与えられる大きな喜び〔のよきおとずれ〕」をもたらした理由を二つか三つの文で書いてください( ルカ2:10 )。
発表してもいいという生徒に,書いたことを発表してもらいます。生徒たちの答えによく耳を傾け,必要に応じて, ルカ2:1-14 の課の資料を復習しましょう。
応用する練習
時間を取って,『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の段落5-12にある原則を復習してください。各原則ごとに,概念を説明していると感じる少なくとも一つの文に印をつけましょう。
発表してもいいという何人かの生徒に,印をつけた文を発表してもらいます。なぜその文を選んだのか,自分にとってその文は個人的にどのような意味を持つのか,生徒に説明してもらうために幾つか質問をしてもよいでしょう。
次の状況について考えてください:
信仰のない友人の一人が最近,公園で一組の宣教師が数人と話しているのを見ました。その友人はあなたにこう尋ねました。「なぜ君の教会の宣教師たちは,出かけて行って,イエスについて教えを説いているのかな。自分の信じていることを人に押し付けているように見えるんだけど。そのままで幸せなのに,なぜ,そっとしておいてくれないのかなあ。」
この状況を念頭に置いて,以下の霊的な知識を得るための原則を研究し,友人の質問に答える際にどう役立てることができるか,考えてください。
生徒たちを二人一組にするか少人数のグループに分けて,霊的な知識を得るための原則について話し合ってもらい,その原則を使って,この場面にどう当てはめることができるか,話し合ってもらいます。
3つの原則を一つずつ話し合ってもらうとよいでしょう。次の3つのセグメントを印刷して切り分け,各ペアまたはグループに常に一つのセグメントの紙があるようにします。それぞれのセグメントについて話し合う時間を設け,その後,隣のグループまたはペアと紙を交換してもらいます。すべてのグループまたはペアに3つのセグメントについて話し合ってもらったら,友人の質問への答えを,生徒たちに発表してもらいます。
信仰をもって行動する
「神を信頼し,そしてまず真心から祈り,神の教えを研究し,神の戒めに従順になることを選ぶときに,わたしたちは信仰をもって行動しているのです。」(『マスター教義に関する基本文書』「霊的な知識を得る」第5段落)
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「霊的な知識を得る」の項の第5-7段落の中で,どの言葉がこのシナリオの友人の質問に答えるのに役立つと思いますか。
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友人にどう答えたらよいか考えるとき,信仰をもって行動することはどのような助けとなるでしょうか。
永遠の視点から概念や疑問について調べる
「〔概念や疑問について〕永遠の視点から調べるには,わたしたちはそれらを,救いの計画や救い主の教えに照らして検討します。」(『マスター教義に関する基本文書』「霊的な知識を得る」第8段落)
ルカ2:10-12 を読み返してください。この聖句が何を教えているのかを,イエス・キリストについてすでに知っていることと合わせて,考えてください。
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救いの計画で救い主はどのような役割を果たしておられるでしょうか。
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イエス・キリストについて知らない人にとって,主について学ぶことはなぜ大切なのでしょうか。
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主の回復された福音のメッセージを,主をすでに受け入れているほかの宗派のキリスト教徒も含むすべての人に伝えることは,わたしたちにとって,なぜこれほどまでに重要なのでしょうか。
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以上の質問に対する答えは,友人の質問に答えるのにどう活用できるでしょうか。
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
霊的な知識を得るために,主は「真理と導きを神の子らに明らかにするための情報源を確立されています。」(『マスター教義に関する基本文書』「霊的な知識を得る」第11段落)
以下の霊感を与える情報源のうち一つ以上を読んで,友人の質問に答えるのに役立つ情報を探しましょう。
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「 生けるキリスト—使徒たちの証 」(ChurchofJesusChrist.org)
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前の課で ルカ2:10-12 にリンクまたは相互参照した聖句
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『賛美歌』の「イエス・キリスト」の項にある歌
これらの情報源では救い主と主の教えが人々にもたらす喜びについてどのようなことを教えているか,考えましょう。
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この世と来世で人々に喜びをもたらす救い主とその教えについて,どのようなことが分かりましたか。
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これまで,どのような経験から救い主または主の教えに喜びを感じたことがありますか。
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このような質問への答えは,友人から質問されたときに答えるのにどう役立ちますか。
霊的な知識を得るための原則について話し合った後,生徒たちがこのシナリオをロールプレイする時間を取ってもよいでしょう。
マスター教義の復習
これからは,レッスンの最初または最後にマスター教義聖句を復習しますが,この復習にかける時間は3-5分を超えないようにします。生徒たちが ルカ2:10-12 を暗記する際に見せた救い主の誕生の絵を見せ,参照聖句と重要語句を完璧に覚えるまで繰り返すよう,生徒たちに言います。
補足学習活動
応用練習のための別のシナリオ
あなたは,キリストの降誕の画像をソーシャルメディアに投稿し,救い主の知識があなたにもたらす平和と喜びに感謝するというメッセージを添えました。信仰心のない友人の一人が,あなたの投稿に「人はイエスがいなければ平和と喜びを得られないのか」というコメントを載せました。