マスター教義:ヤコブの手紙1:5-6
神に願い求める
前の課「ヤコブの手紙1章」で,わたしたちが信仰をもって神に願い求めるならば,神は知恵を祝福してくださるということを学びました。この課では,マスター教義聖句ヤコブの手紙1:5-6の場所と重要語句を暗記し,教義を説明し,霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用することができるようになります。
神に答えを求める。十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老は,「霊に関わる質問には霊を通して神から答えが与えられ〔る〕」と教えています(「ジョセフ・スミス」『リアホナ』2014年11月号,30)。生徒に,質問があるときは,神に知恵を求めるよう教えてください。
生徒の準備:ジョセフ・スミス—歴史1:10-14 を読んでもらい,ジョセフ・スミスは霊的な知識を得るための原則をどのように人生に応用したのか見つけてもらいます。
学習活動案
このマスター教義聖句の課は,「ヤコブの手紙1章」の課を学んだ後で学習することが想定されています。「ヤコブの手紙1章」の課は,マスター教義聖句 ヤコブの手紙1:5-6 の背景を学ぶ課だからです。このマスター教義聖句の課を別の週に移動する必要がある場合は,その週のうちに背景の課も教えるようにしてください。
暗記し,説明する
生徒が ヤコブの手紙1:5-6 の聖句の場所と重要語句を暗記し,説明するのを助けましょう。以下の活動は,この目標を達成するための提案です。
友達が人生における重要な決断を下すのに苦労していると想像してください。その友達は,祈りの中で神に直接話しかけることができると信じて育ったわけではありません。
前課で, ヤコブの手紙1:5-6 にある次の真理を学んだことを思い出してください:わたしたちが信仰をもって神に願い求めるならば,神は知恵を祝福してくださる。
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天の御父は,御自分との関係を持つようわたしたちを促しておられますが,その関係を説明するのに ヤコブの手紙1:5-6 をどのように使うことができるでしょうか。(だれかが祈りの中で神に問いかけそうな質問や,神に求めそうな知恵の例,個人的な体験や聖典からの例を含めるとよいかもしれません。)
生徒が上記の質問にどのように答えるかを深く考える時間を取った後,パートナーと答えを共有してもらうことで,全員が声に出して自分の答えを表現する機会を設けるとよいでしょう。生徒の答えに耳を傾け,必要に応じて前課の資料を見直して,生徒がこの聖句の理解を深められるようにしてください。
生徒が以下の活動を実施する間,レッスンの冒頭にある画像を掲示するとよいでしょう。
このマスター教義聖句を見つけ,説明することができるようになることは,生涯にわたって,ほかの人に福音を伝える際の役に立つでしょう。この聖句を覚えられるように,レッスンの冒頭にあるジョセフ・スミスの「最初の示現」の画像を見ながら,次の重要語句と聖句の場所を,1分間でできるだけ何度も復唱してください:「知恵に不足している者があれば,その人は……神に,願い求めるがよい。」( ヤコブの手紙1:5-6 )
生徒が重要語句と聖句の場所をしっかりと覚えられるように,レッスンを通して何度か「最初の示現」の絵を掲げ,その度に重要語句と聖句の場所を生徒に暗唱してもらいます。
応用の実践
レッスンの以下の部分では,この画像やジョセフ・スミスの同様の画像を見せるとよいでしょう。
ジョセフ・スミスは,聖典に数多く見られる,霊的な知識を得るための原則に従うことで祝福された人々の一人です。以下の応用の実践では,彼がこれらの原則をどのように人生に応用したのか,その一例を学びます。始める前に,少し時間を取って「マスター教義に関する基本文書」(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の第5-12段落にあるこれらの原則を復習してください。
生徒を3つのグループに分け,レッスンの残りの時間は各グループが異なる霊的な知識を得るための原則に焦点を当てるようにするとよいでしょう。必要に応じて,各グループには,担当する原則にかかわる段落を「マスター教義に関する基本文書」で復習してもらいます。
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ジョセフ・スミスの経験について,すでに知っていることを考えてください。ジョセフはどのような疑問を抱いていましたか( ジョセフ・スミス—歴史1:8-10 参照)。
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ジョセフ・スミスがしたように,自分の疑問への答えを神に求めることが,わたしたちにとっても大切なのはなぜでしょうか。
あなたが抱える疑問や,求めている知恵を思い浮かべてください。以下の活動を実施しながら,霊的な知識を得るための原則を応用したジョセフの模範が,神からの知恵を必要とする状況のあなたに,どのように役に立つのか考えてください。
または,この応用の実践を,生徒が抱える疑問や求める知恵に合わせてもよいでしょう。
各グループに,以下の聖句を一緒に研究してもらいます。生徒の準備活動で学んだことを含めて,気づいたことをグループ内で話し合う時間を十分に取ります。次に,自分たちが焦点を当てた原則をジョセフがどのように応用したのか,気づいたことを各グループに発表してもらいます。
ジョセフ・スミス—歴史1:8,11-17 を研究し,10代の頃のジョセフが霊的な知識を得るための原則に従っていたことを示す語句に印をつけてください。ジョセフの話についてすでによく知っているかもしれませんが,これらの聖句から,今までに気がつかなかったようなジョセフの願い,態度,信仰を示す細かな内容を探してください。
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ジョセフが信仰をもって行動し,永遠の視点を保ち,神が定められた情報源を用いた例として,どのようなことが見つかりましたか。
以下の質問の目的は,生徒が,ジョセフが霊的な知識を得るための原則をどのように応用したかを話し合い,これらの原則が人生においてどのように役立つのかを学び,神に頼って真理を学べるよう助けることです。生徒にとって最も身近な質問を選んでください。
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
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ジョセフ・スミスにとって,自分の疑問に対する答えを神に直接求めることが重要だったのはなぜだと思いますか。
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もし神のみもとへ行って答えを得るということをしなければ,自分に何が起こるとジョセフは信じていましたか( ジョセフ・スミス—歴史1:13 参照)。
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祈りのほかに,神に答えを求める方法にはどのようなものがありますか。
永遠の視点から概念や疑問について調べる
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ジョセフが神について知っていたことで,神に直接答えを願い求める自信を与えたものは何だと思いますか。
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自分の疑問への答えがすぐに得られないとき,天の御父が御自分の子に真実を示される方法を理解していることは,どのように役に立ちますか。
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なぜサタンは,ジョセフやあなたが答えを求めて神に祈ることを妨げたいのでしょうか。
信仰をもって行動する
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ジョセフ・スミスは,サタンが祈りを妨げようとしたときでさえ,「疑わないで,信仰をもって願い求め〔る〕」ことを( ヤコブの手紙1:6 )身をもってどのように示したのでしょうか( ジョセフ・スミス—歴史1:15-16 参照)。
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ジョセフの模範は,あなたの疑問や悩みに対するどのような助けとなるでしょうか。どのように信仰をもって行動するか,自分の具体的計画を考えてください。
わたしたちが信仰をもって願い求めるならば,喜んで知恵を祝福してくださる,愛にあふれる天の御父について証してください。信仰をもって天の御父を求めた結果,愛に満ちた導きが得られたことを証する、個人的な経験を分かち合うとよいでしょう。
マスター教義の復習
近いうちに、 ヤコブの手紙1:5-6 の聖句の場所と重要語句を3-5分程度復習するレッスンがあります。そのときに,この課で生徒が重要語句を暗記した際に使用したものと同じ絵を掲げるのも一つの方法です。そして生徒が語句をまだ覚えているかどうかを確認してください。必要なら復習する時間を取り,再挑戦してもらいましょう。
もう一つの方法は,今後数回のレッスンの始めに「最初の示現」の絵を掲げ,生徒に重要語句を2-3回暗唱してもらうことです。
補足学習活動
ビデオ「回復」を通じて視覚型学習者を助ける
ジョセフ・スミス—歴史1:8,11-17 をグループで読んでもらう代わりに,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「回復」(タイムコード2:53-15:28)を見せるのもよいでしょう。適切な場所で何度かビデオを止め,生徒が自分に割り当てられた霊的な知識を得るための原則を,ジョセフ・スミスが身をもってどのように示したかを記録できるようにしてください。ビデオを見た後で,気づいたことをグループ内で分かち合ってもらいます。その後,各グループに,自分たちが学んだことを発表してもらいます。
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