「第165課—疑問のために個人の啓示を求める」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「疑問のために個人の啓示を求める」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第165課:マスター教義:疑問の答えを見つける
疑問のために個人の啓示を求める
霊的な知識を得る,第1部
天の御父は御自分の子供たちを愛しておられ,わたしたちが御自分のようになることを望んでおられます。主について学ぼうと努力するならば聖霊を通してわたしたちの思いと心に真理を明らかにする,と天の御父は約束してくださっています(教義と聖約8:2;モロナイ10:5参照)。この課では,聖霊を通して神から導きと啓示を受ける方法を生徒が理解してもらいます。
学習活動案
霊的に生き残る
レッスンの初めに,ホワイトボードに10代の若者を表す棒人間を描きます。生徒にも,この棒人間を学習帳に描いてもらいます。この棒人間には,名前をつけてもらってもいいですし,年齢や趣味,好きな食べ物などの基本的な特徴を考えてもらっても構いません。
生徒が次の最初の質問に対する答えを言ったら,それをホワイトボードの棒人間の周りに書きます。
-
今日の世の中で,10代の若者が霊的に生き残ることを難しくしているものは何でしょうか。
-
そのような問題や影響を克服する助けになるものは何でしょうか。
ラッセル・M・ネルソン大管長は,わたしたちが直面する困難や影響を霊的に乗り切るための方法を一つ教えてくれました:
「ソーシャルメディアに常にさらされ,24時間やむことのないニュースの嵐が容赦なく襲いかかります。真理を攻撃する無数の声や人の哲学をふるいにかけたいと思うなら,啓示を受けられるようにならなければなりません。……
導き,指示し,慰める,変わることのない聖霊の影響力がなければ,これから先,霊的に生き残ることはできなくなるでしょう。
愛する兄弟姉妹の皆さん,啓示を受ける霊的な能力を伸ばすように,切にお願いします。」(ラッセル・M・ネルソン「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示」『リアホナ』2018年5月号,96)
-
この話の中で特にどの言葉がためになりましたか。それはなぜですか。
-
この世で霊的に生き残るために聖霊から啓示を受けることが不可欠なのは,なぜだと思いますか。
生徒に,自分自身で啓示を受けることの必要性について深く考えてもらいます。今の生活の中で抱いている疑問や,啓示が今すぐにでも必要な理由を学習帳に書いてもらうとよいでしょう。あるいは,これまでに啓示を求めていて疑問や困難を感じたときのことを幾つか生徒に発表してもらっても構いません。
生徒には,今日学びながら,生きていくために必要な啓示を神から受けられるようになるために役立つ教えや勧めを見つけるように励まします。
神から導きと啓示を受ける
モーサヤ4:9と教義と聖約38:1-3を読み,神から導きを受けたいという気持ちにさせてくれる神の特質を見つけてください。
-
この二つの聖句から,神についてどのようなことが分かるでしょうか。
複数の生徒に,この質問に答えてもらいます。生徒からは様々な答えが出るでしょうが,その中には,次のような真理が含まれているかもしれません:神はすべての知恵を持ち,すべてのことを御存じである。
-
このような神の特質が分かると,神の導きと教えを望む気持ちはどう変わってくるでしょうか。
次の見出しをホワイトボードに書きます:神から答えを受けるにはどうすればよいか
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第1-3段落をよく読んでください。霊的な疑問に対して神からの答えを得るために何ができるかを説明している言葉に下線を引きます。
『マスター教義に関する基本文書』を読んで研究するだけでなく,神から答えを得るために何ができるかを説明している教えを聖文から探してもらうとよいでしょう。生徒に研究するように勧める聖句には,例えば2ニーファイ32:3-5; モロナイ10:4-5;教義と聖約9:7-9;42:61などがあります。
-
疑問の答えを神から頂く能力を伸ばすためにできることとして,あなたは何を学びましたか。
次に,その答えを生徒にホワイトボードに書いてもらいます。
次の質問をせず,その代わりに,自分にとって特に重要だと思われる言葉を,複数の生徒に,ホワイトボードに書かれている中から一つ選んでもらってもよいでしょう。その後,疑問の答えを頂けるようになるためになぜその言葉が重要だと思うのかを,説明してもらいます。
-
その行動が,聖霊を通して啓示を受けられるようになるために重要なのはなぜだと思いますか。
-
個人の啓示を受けるということについて,あなたはどのような経験をしたことがありますか。啓示を受ける備えとして,どのような行動が役に立ちましたか。
あまりにも個人的な経験や神聖な経験は話すべきではないことを生徒に理解してもらいます。教師が自分の経験を話してもいいかもしれません。
自分の生活に応用する
今日学んだことの中で,自分の抱いている疑問の解決に役立つような事柄について,生徒に考えてもらいます。その後,次の事柄を伝えて,生徒が今日学んだ教えを応用できるようにします。
レッスンの最初に学んだ,「啓示を受ける霊的な能力を伸ばすように,切にお願いします」(「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示」,96)というネルソン大管長の勧告を,思い出してください。
今日,この勧告に従うのに役立つどのようなことを学び,感じたか,深く考えてください。聖霊を通して個人の啓示を受ける能力を伸ばすために,今後何をするかを学習帳に書いてください。
生徒がそれを学習帳に書いたら,手を挙げてくれた何人かの生徒に自分の計画を発表してもらうとよいでしょう。
時間に余裕があれば,今後のレッスンで,霊的な知識を得るための3つの原則を学び,それも疑問の答えを知る助けになることを生徒に伝えてもよいでしょう。生徒の中には,霊的な知識を得るための3つの原則をすでに知っている人がいるかもしれません。この3つの原則を知っている生徒がいるか尋ねたり,『マスター教義に関する基本文書』から生徒に3つの原則を見つけてもらったりしてもよいでしょう。啓示を受ける能力は,セミナリーで伸ばす機会があることを生徒に伝えて安心させてあげてください。