「第163課—生けるキリスト,第2部:わたしたちはイエス・キリストの比類ない生涯が現実のものであることを証します」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「生けるキリスト,第2部」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第163課:生けるキリスト
生けるキリスト,第2部
わたしたちはイエス・キリストの比類ない生涯が現実のものであることを証します
大管長会と十二使徒定員会が生けるキリストについて証を述べているように,わたしたちもイエス・キリストが生きておられると宣言することができます。この課は,生徒がイエス・キリストについての自分の考えや気持ちを人と分かち合えるよう助けます。
学習活動案
分かち合う理由
生徒が学ぶ準備をするのを助けるために,あなたが大好きな,クラスの皆に分かち合いたいものを持参しましょう。写真でも,経験でも,好きな食べ物でもかまいません。生徒に,最近だれかに分かち合ったもの,あるいは分かち合いたかったものについて考えるよう招きます。
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分かち合いたかったものは何ですか。
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なぜそれを分かち合いたかったですか。
なぜ何かを分かち合いたいと思ったかについて生徒が挙げたことのリストをホワイトボードに作ります。
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リストに挙げられた理由のうち,イエス・キリストについての経験や証を人と分かち合うときに応用することができるものはどれでしょうか。
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イエス・キリストについて証する具体的な理由として,あなたのリストに何を付け加えますか。
生徒に,イエス・キリストについて人ともっと話すことについてどのように感じるか,なぜそのように感じるかを考えるよう招きます。
イエス・キリストを証する備え
一人の生徒に次の文章を読むよう招きましょう。
十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老は,次のように教えています。
「イエス・キリストについてほとんど知らない人がたくさんこの地上にいますし,主の名が数世紀にわたって宣べ伝えられているのにイエス・キリストを信じる信仰が衰退している地域が世界にはあります。……数十年後にはキリスト教をやめる人がキリスト教徒になる人の2倍に増えることが,世界規模の調査から分かっています。……
世の人たちがイエスについて語ることが少なくなるとしたら,だれがよりイエスについて語るのでしょうか。わたしたちです!」(ニール・L・アンダーセン「キリストのことを話す」『リアホナ』2020年11月号,88参照)
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アンダーセン長老のこの言葉について,どのような考えや感想を持ちましたか。
大管長会と十二使徒定員会は,イエス・キリストについて分かち合ううえで模範となる人々です。その一例が「生けるキリスト」の宣言です。数分取ってこの文書に目を通し,預言者たちがイエス・キリストについての証を分かち合うことによってわたしたちが受ける恩恵について深く考えてみましょう。
思いついた恩恵を挙げるよう招きます。
救い主についてもっと話すことに対する考えや気持ちは,生徒によって大きく異なるかもしれません。聖文から原則を見つけることは,救い主について話すことがいかに重要であるかを理解する助けとなります。次の聖文を使うとよいでしょう。
2ニーファイ25:26を読み,イエス・キリストについて証するほかの理由を見つけてください。
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二―ファイの持つ理由からどのような真理を学ぶことができますか。
生徒が見いだす真理の一つは,わたしたちがイエス・キリストについて語り,喜ぶとき,人はイエス・キリストが自分を罪から救ってくださると知ることができる,というものです。
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イエス・キリストが人々のために何をおできになるかを知ることは,証を述べたり,主についての考えや気持ちを分かち合ったりしたいというあなたの望みにどのような影響を与えるでしょうか。
前の課で「生けるキリスト」から見つけた救い主についての真理を思い出しましょう。その課で焦点を当てた真理を選ぶか,人と分かち合いたい別の真理を選ぶとよいでしょう。
以下は,生徒が見つけていたであろう多くの真理の例です。
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御父の指示の下,イエス・キリストは地球を創造された。
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イエス・キリストは全人類の罪を贖うために命をささげられた。
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イエス・キリストは復活されており,今日も生きておられる。
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イエス・キリストは世の光,命,そして希望である。
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イエス・キリストの道は,この世においては幸福に,後の世においては永遠の命に至る道である。
以下の活動にレッスンの残り時間を使ってもかまいません。これらの活動は,生徒が分かち合う準備をするのに役立ちます。生徒にとって有益だと思う活動を一つ選ぶか,生徒が選ぶ選択肢として各活動を提示しましょう。最も適切な活動を選べるように,生徒は自分の証を分かち合いたい相手について考えるとよいでしょう。
活動A:暗記する
イエス・キリストについて分かち合う準備をする方法の一つは,「生けるキリスト」の一部を暗記することです。
選んだ真理を教えている箇所を暗記する時間を数分取ります。書き写して何度か繰り返し読んだり,自分で読んでいる声を録音して何度か聞いたりするとよいでしょう。(前の課で見つけた,同じ真理について証している聖文の抜粋を暗記してもかまいません。)
その後,暗記したことをいつ,どのように分かち合うことができるかを書きましょう。選んだ言葉が自分にとってなぜ意味があるのか,また,人がイエス・キリストの方を向くうえで,その言葉にどのように役立ってほしいかも書くことに含めましょう。
活動B:ポスター,標語,デジタル画像を作る
イエス・キリストについての考えや気持ちを分かち合う助けとなる方法の一つは,ポスターや標語,デジタル画像を作ることです。
選んだ真理の意味を捉えた異なる画像を選ぶとよいでしょう。例えば,イエス・キリストがバプテスマを受けられたことの真理と重要性を分かち合うことを選んでもよいでしょう。これは「生けるキリスト」の次の言葉に表れています。「イエス・キリストは罪がなかったにもかかわらず,すべての義を成就するためにバプテスマをお受けになりました。」この言葉を,救い主のバプテスマを描いた好きな画像と一緒に自分の作品に含めるとよいでしょう。また,理解を深めてくれる聖文の言葉を含めることもできます。
次に,その知識があなたにとってなぜ重要なのか,説明を加えます。
生徒がスマートフォンで作ることを望む場合,教会のメディアライブラリーの使い方を知っている人が生徒に画像の見つけ方を教えるとよいでしょう。プロジェクトを紙にまとめたいという生徒には,あなたが教会機関誌を持ってきて,生徒が絵や言葉を切り取れるようにするとよいでしょう。
活動C:話を準備する
イエス・キリストについて人々に伝える一つの方法は,人前で話すことです。
日曜日に自分のワードまたは支部で話すことに同意したと想像してください。イエス・キリストについて学んでいることと,それが自分にとって重要な理由を分かち合うこともできるでしょう。話に使えそうな文章を,少なくとも2,3段落書きます。「生けるキリスト」の言葉や聖句,そしてそれらがあなたにとって意味のある理由を必ず含めましょう。
分かち合う時間
生徒が準備した内容を分かち合う時間を取ります。複数の生徒に参加を促しましょう。時折中断して,クラスメートの発表について,どのような点が好きだったか,または有意義だと思ったかを生徒に尋ねるとよいでしょう。こうした洞察は,救い主について話し,証することによる祝福であることを強調しましょう。
これらのことをクラスの外でも分かち合う方法を見つけるよう勧めましょう。該当する場合は,あなたがイエス・キリストについて人に話すことで受けた祝福を分かち合ってもよいでしょう。ほかの人があなたに証してくれたことを分かち合うこともできます。レッスンの最後に次の質問をするとよいでしょう。
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イエス・キリストについてのあなたの考えや気持ちを人と分かち合うとき,あなたとイエス・キリストとの関係はどのように改善されるでしょうか。