セミナリー
第132課ー教義と聖約121:36,41-42:「天の力」


「第132課ー教義と聖約121:36,41-42:『天の力』」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)

「教義と聖約121:36,41-42」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』

第132課ー教義と聖約121-123章

教義と聖約121:36,41-42

「天の力」

イエス・キリスト

リバティーの監獄の厳しい状況下で,主は預言者ジョセフ・スミスに,義の原則を通して天の力にあずかる方法をお教えになりました。この課では,生徒がさらにキリストのようになることによって,生活の中で天の力にさらによくあずかれるようになります。

学習活動案

人に仕えたいという望み

自分と神との個人的な結びつきが周りの人にもっとよく仕える助けとなることに,生徒が気づけるようにしてレッスンを始めるとよいでしょう。次のような短いシナリオを使って話し合いを始めてもよいでしょう。

小春は最近,クラス会長会として奉仕するよう召されました。クラスの若い女性の力になりたいと思っていますが,どうすればよいか分かりません。

  • 小春から相談されたら,あなたならどのような助言をしますか。

若い女性会長に助言を求めたところ,会長は小春に次の言葉をメールで送り,召されて奉仕する相手を助けることにどのように当てはまるか深く考えるよう勧めました。

ハロルド・B・リー大管長

「人よりも高い所に立たなければ,人を引き上げることはできません。」(ハロルド・B・リー「心の糧『聖徒の道』1974年3月号,96)

  • クラスの若い女性の力になりたいという小春の望みに,この言葉はどのように当てはまると思いますか。

天の御父とイエス・キリストに近づけるよう助けたいと思う相手がいるかどうか,生徒に深く考えてもらいます。友達や家族,召しを受けて仕える相手,あるいは管理するよう召された定員会やクラスの人のことを思い浮かべるかもしれません。思い浮かんだ人の名前を学習帳に書いても良いかもしれません。

レッスンの間,助けたい相手に最善の働きかけができる方法について,聖霊からもたらされる考えや気持ちに注意を払うよう勧めます。

リバティーの監獄

教義と聖約121-123章」というタイトルの課をすでに教えていたら,次の写真を見せ,これらの章の背景について覚えていることを発表してもらうとよいでしょう。

リバティーの監獄

ジョセフ・スミスがリバティーの監獄にいたときに,主はジョセフに,天の力との個人的な結びつきの大切さをお教えになりました。

教義と聖約121:34-36を読み,「天の力を受ける方法」について神はどのような真理を教えているか見つけてください。

マスター教義のアイコン 教義と聖約121:34-36はマスター教義聖句です。マスター教義聖句には目立つ印を付けて見つけやすくしておくよう勧めるとよいでしょう。

  • 何が見つかりましたか。

天の力は義の原則に従ってしか制御することも,運用することもできないことを生徒が見つけられるように助けます。聖典のこの部分に印を付けるよう勧めるとよいでしょう。

ホワイトボードの上部に「天の力」と書き,その下に二列の欄を作って,一方に「より豊かにあずかる」と書き,もう一方に「あずかるのを妨げる」と表題を付けてください。

次の言葉を読んでそれぞれの欄に当てはまる行動や態度のリストを作ってもらいます。

ラッセル・M・ネルソン大管長

ラッセル・M・ネルソン大管長

「わたしたちはよりいっそう天の力に手を伸ばすために何が必要かを知っています。また,自分の進歩を妨げるもの,すなわち,天の力にもっと手を伸ばすためにやめなければならないものも知っています。」(ラッセル・M・ネルソン「行いを改善し,より良くなれます『リアホナ』2019年5月号,68)

以下の聖句は,少人数のグループで研究することができます。必要に応じて,分からない言葉の定義を調べるとよいでしょう。研究が終わったら,各グループの代表にホワイトボードの当てはまる欄に見つけたことを書き加えてもらいます。

教義と聖約121:35-45を読み,天の力にあずかるのを促したり妨げたりする行動や態度を見つけてください。

  • こうした行動や態度は,今日の10代の若者の生活にどのように表れることがあるでしょうか。

    ミズーリの政府指導者と暴徒が「不義な支配」(39節)で「制御」(37節)したために,ジョセフ・スミスと聖徒たちが苦しんだことを生徒が理解できるように助けてください。これとは対照的に,イエス・キリストは「温厚」「愛」(41節参照)といった義の原則を通じて人々の生活に影響を及ぼすという,御自身の模範に従うことを望んでおられます。

  • 人々に仕える責任を受けたとき,天の力に結びつくこれらの行動や態度はあなたをどう助けてくれるでしょうか。

  • これらの行動や態度を実践すると,わたしたちがさらにキリストのようになり,人を助けるどのような場面で役に立つでしょうか。

時間を取って,イエス・キリストが主の務めにおいてどのように義の原則を行いに示されたかを生徒に調べてもらいます。キリストの生涯からよく知っている模範を一つ選び,主が121章のどのような原則を示しておられるかを説明してもらうとよいでしょう。

生徒の理解を助けるために,イエスの生涯に起きた出来事の絵を配るか,ChurchofJesusChrist.orgにある「聖書ビデオ」から「帰りなさい,今後はもう罪を犯さないように」(3:18)などを見るとよいでしょう。

3:18

35-45節にあるような,神の力と結びつくのに役立つ行動や態度をとっている知人の例を発表してもらうとよいでしょう。

約束された祝福

教義と聖約121:45-46を読み,今日学んだキリストのような特質を伸ばすことによって天の力と結びつこうとする人に対して,救い主が与えてくださる祝福を見つけてください。

  • この聖句の中で,あなたが大切だと思う言葉や文章があるとすればそれは何ですか。

  • これらの祝福が与えられたらもっと助けられると感じる人が思い浮かぶでしょうか。

今日のレッスンを通して学習帳に書き留めたことのうち,特に大切だと心に浮かんできたことを聞きます。学習帳に次の文章を書き,教義と聖約121:35-45の言葉を使って完成させる際に,聖霊の導きを求めるよう勧めます。生徒が書き終わった後,天の力を受け助けてくれた存在について経験を分かち合います。もしくは主に頼り天を近く感じた教師の証を分かち合います。

わたしは次のことを通して,より天の力にあずかれるようにします。

  • を乗り越えるよう努める。

  • を伸ばすよう努める。

暗記する

この課で生徒がマスター教義の参照聖句と鍵となる聖句を暗記できるように助け,今後の課で復習するとよいでしょう。鍵となる聖句は「神権の権利は,義の原則に従ってしか制御することも,運用することもできない」です。暗記活動のアイデアは,付録の「マスター教義の復習活動」に記載されています。