「モルモン9:7-27:『奇跡の神』」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「モルモン9:7-27」『モルモン書 教師用手引き』
モルモン9:7-27
「奇跡の神」
聖典に書かれている奇跡を読むと,なぜわたしたちの時代には同じような奇跡がないのだろうと不思議に思うことがあるかもしれません。モロナイは,終わりの時にこの質問をする人がいることを知っていました。この課は,神への信仰を持つことで,神があなたの人生に奇跡を起こしてくださることを理解する助けとなります。
イエス・キリストを信じる信仰を築く。聖文を研究することは,生徒がイエス・キリストを知る助けとなります。改宗の原則に焦点を当て,学びながら救い主を信じる信仰を行使し,救い主に近づけるよう生徒を励ましましょう。
生徒の準備:生徒には,ロナルド・A・ラズバンド長老の話「見よ,わたしは奇跡の神である」を読むか,聞いてもらい,奇跡について学んだことや,疑問に感じていることを考えてもらいましょう。この話は ChurchofJesusChrist.orgにあります。
学習活動案
奇跡の神
今日,神がどのようにして御自分の子供たちの間で奇跡を起こし続けておられるかを生徒が話し合うのに役立つように,経験やシナリオを分かち合うとよいでしょう。生徒に,奇跡を単なる偶然と見なす人がいる理由を考えてもらうとよいでしょう。
人生の多くの出来事は奇跡であると考えることができます。しかし,それらを偶然と見なす人もいるかもしれません。偶然だと勘違いする人もいるかもしれない奇跡の例を,幾つか考えてみてください。
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人が奇跡を偶然だと誤解する原因は何だと思いますか。
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今日,神がわたしたちの生活に奇跡を起こしているという信仰を持つことが,なぜ重要なのでしょうか。
神は奇跡を起こすことがおできになるという信仰について考えてください。聖典の中の奇跡,他人の人生における奇跡,そして自分自身の人生における奇跡を,あなたはどれほど強く信じていますか。
モロナイが神の奇跡を証する
モロナイは,わたしたちの時代を見て,奇跡がまだ起こりうることを否定する人々にメッセージを書きました。
モルモン9:7-11を読み,モロナイが神について教えたことを見つけてください。
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これらの聖句で何が心に残りましたか。
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どのような真理を見つけることができましたか。
これらの真理をホワイトボードに書くとよいでしょう。
モロナイが教えた二つの真理は,神は昨日も,今日も,またとこしえに変わらないということと,神は奇跡の神である,ということです。
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これらの真理を理解すると,神に対するわたしたちの信仰にどのような影響がありますか。
この章のモロナイの教えについて,生徒がより深く考えるのを助ける方法を考えてください。その一つの方法は,生徒に,モロナイの教えの要約と,その例が記載されたパンフレットを作成してもらうことです。生徒はこれを一人で行っても,少人数のグループで行ってもよいでしょう。紙,筆記具,必要な指示を用意します。奇跡を起こされる救い主の絵などを用意し,パンフレットの表紙として,生徒に切り抜いてのり付けしてもらってもよいでしょう。生徒にパソコンを使って,または自分で選んだ別の方法でプレゼンテーションを行ってもらってもよいでしょう。
これらの真理を説明するプレゼンテーションを準備することによって,モロナイが自身のメッセージを伝えるのを助けることができる,と想像してみてください。
紙を半分に折りたたんで,表紙,内側の二つのセクション,裏表紙からなるパンフレットを作成します。パンフレットを整理するために,各セクションに番号を付け,表紙に画像やイラストを貼るとよいでしょう。
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セクション1(表紙):「神は奇跡の神である」
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セクション2:「奇跡の例」
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セクション3:「現代に起きている奇跡」
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セクション4:「神に奇跡を起こしていただく方法」
研究しながら考えたこと,感じたこと,心に残ったこと,洞察などを,この課を通して書き加えます。
奇跡の例
モルモン9:11-18を読んで,モロナイがわたしたちに認識してもらいたかった奇跡を見つけてください。見つけたことをパンフレットの2ページ目に書き出してください。
モロナイが述べた奇跡を幾つか見つけた後,聖文から思いつくほかの奇跡を書いてください。
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その奇跡は,天の御父とイエス・キリストについてどのようなことを理解する助けになるでしょうか。
現代に起きている奇跡
モルモン9:19を読み,モロナイが現代の奇跡について教えていることを見つけてください。
十二使徒定員会のロナルド・A・ラズバンド長老は,どうすれば現代の奇跡に気づくことができるかについて,次のように教えています:
「今日,イエス・キリストに従う人々の間に,皆さんやわたしの生活に,奇跡,しるし,不思議がたくさんあります。奇跡は,神の無限の力による神聖な業,その力の現れ,発現であり,神が『昨日も,今日も,とこしえに変わらない御方である』ことを肯定します。
皆さんの多くは,自分で思っている以上に多くの奇跡を目撃しています。イエスが死者をよみがえらせられたことに比べれば,それらは小さく思われるかもしれません。しかし,奇跡はその大きさではなく,ただ神から来たかによって区別されます。」(ロナルド・A・ラズバンド「見よ,わたしは奇跡の神である」『リアホナ』2021年5月号,109-110)
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この言葉は,奇跡について理解するのにどのように役立つでしょうか。
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今日,神からもたらされる大小の奇跡にはどのようなものがあるでしょうか。
「現代に起きている奇跡」と書かれたパンフレットの3ページ目に,あなたや,あなたの知っている人が見た奇跡を書き留めてください。
生徒に,これまでに経験した奇跡を分かち合ってもらうとよいでしょう。あまりにも個人的または神聖さを保つべき事柄は,聞かないよう気をつけてください。これは,偶然と思われるような小さなものも含め,あなたが経験した奇跡を分かち合うのにふさわしい機会かもしれません。
神に奇跡を起こしていただく方法
今日,最も必要とされている,または望まれていると感じる奇跡について考えてください。
モルモン9:20-28を読み,奇跡でわたしたちを祝福するため,神がわたしたちに求めておられることを探してください。
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どうすれば,神はわたしたちの人生に奇跡を起こしてくださるでしょうか。
以下のラッセル・M・ネルソン大管長の言葉を読むか,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「霊的推進力」のタイムコード13:30-14:05を見てください。
「もしも皆さんが『何も疑わないで』主を信じるならば,主は奇跡によって皆さんを祝福してくださるでしょう。霊的な業を行って奇跡を求めてください。よく祈って,そのような信仰を働かせる助けを神に求めてください。わたしは約束します。イエス・キリストが『弱った者には力を与え,勢いのない者には強さを増し加えられる』という経験を,皆さん自身で得られるでしょう。」(ラッセル・M・ネルソン「霊的推進力」『リアホナ』2022年5月号,100)
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ネルソン大管長の言葉で印象に残ったことは何ですか。
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奇跡を求めるために,わたしたちはどのような霊的な業を行う必要があるでしょうか。
自分のパンフレットをクラスのほかの生徒と分かち合ってもらうとよいでしょう。生徒は,クラスメートから学んだことを何でも追加することができます。その後,以下の質問について話し合ってもらいましょう。
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モルモン9章を研究しながら,神について何を学び,何を感じましたか。
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あなたの人生に主の奇跡を招き入れるために,どのようなことができますか。