「ヒラマン14章:救い主のしるし」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「ヒラマン14章」『モルモン書 教師用手引き』
ヒラマン14章
救い主のしるし
天の御父は,御自分の子供たちが愛する御子を信じられるよう,預言者を遣わされます。例えば,レーマン人サムエルに指示され,ニーファイ人への預言を与えられたときのようにです。預言の一環として,サムエルはイエス・キリストの誕生と死を知らせるしるしについて述べました。この課では,神が与えてくださったしるしを理解することによって,イエス・キリストへの信仰を強めることができます。
生徒一人一人に学習体験に貢献するよう励ます。生徒がクラスに参加できるよう,複数の方法を提供しましょう。例えば,絵を描いたり,ホワイトボードに書いたり,理解したことを説明したり,証したりすることなどが挙げられます。生徒の努力を認め,仲間の貢献を助けるよう,生徒全員を促してください。
生徒の準備:光はイエス・キリストにどのようにたとえられるかを分かち合えるよう,生徒に準備してもらいます。生徒は,暗い場所での懐中電灯や家にある電球,もしくは太陽や星のような自然の光について考えることができます。
学習活動案
お知らせ
あなたの人生の中で,事前に友達や家族に知らせるような大切なイベントについて考えてください。多くの文化では,卒業,結婚,重要な誕生日などのイベントの正式なお知らせは,数週間から数か月前に作成され,送られます。
お知らせの例を生徒に見てもらったり,自分の人生の中で大切な人々に事前にお知らせを送ったイベントについて話したりするとよいでしょう。
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イベントの前にこれらのお知らせを送る理由には,どのようなものがありますか。
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天の御父が預言者を通して事前に知らせることを選んだ出来事には,どのようなものがありますか。その出来事を知らせることが非常に重要なのはなぜだと思いますか。
レーマン人サムエルの預言を通して,神はニーファイ人に,将来起こる重要な出来事と,それに伴うしるしについて知らされました。
ヒラマン14:12を読んで,神がサムエルにこれらのしるしを預言するように命じられた理由を探してください。
生徒が原則を見つけられるよう,この聖句から学んだことを要約してもらいます。生徒は様々な言葉を使うでしょうが,見つけた真理は次のようなものでしょう。
わたしたちが学ぶことのできる一つの真理は,神が与えられたしるしを知ることで,イエス・キリストを信じる信仰を確かなものにできる,ということです。
イエス・キリストの誕生と死を知らせるためにサムエルに与えられたしるしを証することは,あなたにどのような影響を与えたと思いますか。神が救い主への信仰を確証するために与えてくださったしるしや経験について深く考えてください。救い主の再臨に先立つしるしもあるかもしれません。
救い主の誕生と死のしるし
次の活動を行う場合は,制限時間を設定し,残りの教材を使うのに必要となる時間を確保します。生徒に少人数のグループで作業してもらい,各グループにキリストの誕生または死のどちらかを研究するよう割り当てるとよいでしょう。お知らせを作成するときには,敬意を持ってキリストの誕生と死を扱うよう,生徒に伝えます。
または,すべてのグループがキリストの誕生に関するお知らせを作成し,それらのしるしがどのようにキリストについて証しているかをグループ内で話し合ってもらうこともできます。その後,生徒はクラス全体でキリストの死のしるしを研究し,それらのしるしがどのようにキリストについて証しているかを議論することができます。
必要に応じて,クレヨンや紙などの材料を提供します。可能であれば,紙ではなくデジタル機器を使用してもかまいません。
以下の預言を用いて,サムエルが生きた時代のニーファイ人に向けて,救い主の誕生と死のお知らせを作成してください。救い主の誕生の興奮とその死の重さを捉えるように努めてください。また,人々がこれらの将来の出来事に備えなければならない理由も記述してください。
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イエス・キリストの誕生のしるし:ヒラマン14:2-8
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イエス・キリストの死のしるし:ヒラマン14:14-15,20-27
各グループに,お知らせをほかのグループに発表してもらいます。グループ別に異なるしるしに焦点を当てた場合は,別のしるしを研究したグループに向けて発表してもらいます。
その後,以下のような質問をして,救い主についてクラス全体で話し合ってもらいます。
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光と暗闇のしるしが救い主の誕生と死を告げたのはなぜだと思いますか。
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これらのしるしを見ることで,ニーファイ人の救い主を信じる信仰はどのように確固たるものとなりましたか。
生徒の役に立つのであれば,聖文の中で救い主が光と比較される場所を見つけてもらうとよいでしょう。例えば,ヨハネ8:12です。「イエス・キリストはあなたにとって,どのように光となられましたか」と尋ねるとよいでしょう。
再臨のしるし
天の御父は,古代のニーファイ人が御子の再臨に備えられるようしるしを用いられましたが,同様に現代でも,わたしたちが御子の再臨に備えられるようにしるしを用いられます。
この項は,再臨に先立つしるしの幾つかを生徒が理解できるようにすることを目的としています。以下のマッチングクイズは,生徒が理解できるようにするための方法の一例です。また,生徒がこの課の最後にある質問に答える際に,しるしのリストを表示するなど,ほかの方法を使用することもできます。あるいは,各生徒に読む関連聖句を一つ選んでもらい,見つけたしるしをクラスに発表してもらいます。
クイズの答え:1-d,2-b,3-a,4-c,5-e
再臨に先立つしるしに慣れ親しんだり,覚えておけるよう,次の聖句を読んで,しるしの説明と一致させてください。『聖句ガイド』の「時のしるし」の項(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)を参照してください。
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あなたはこれまでに,どのような形で救い主の再臨のしるしが成就するのを見ましたか。
生徒が深く考えるためには,次の質問が重要かもしれません。生徒が答える前にいくらか時間を取り,回復されたイエス・キリストの教会,宣教師の務め,神殿,預言者ジョセフ・スミス,モルモン書が,救い主を信じる信仰にどのような影響を与えたかを深く考えてもらうとよいでしょう。
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これらのしるしの成就により,あなたの救い主を信じる信仰はどのように確かなものとなりましたか。
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ヒラマン14:13,28-29によれば,キリストを信じることがなぜそれほど大切なのでしょうか。
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あなたのイエス・キリストを信じる信仰は,あなたにとってどのような祝福となりましたか。
生徒に,以下のことについて受けた印象を,自分の学習帳に記録してもらうとよいでしょう。
今後のレッスンでは,3ニーファイ1-10章を研究しながら,サムエルが救い主の誕生と死について与えたしるしの成就について読んでいきます。預言を信じ,キリストの来臨に備えたサムエルの時代の人々は,そうしなかった人々とは非常に異なった経験をしました。
学習帳に,あなたの救い主を信じる信仰と,その信仰へとあなたを導いた経験について書いてください。また,その信仰を強化する方法(例えば,モルモン書の研究を続けたり,神殿に出席したりするなど)を書いてもよいでしょう。