「マスター教義:2ニーファイ2:27:わたしたちは偉大な仲保者を通じて選ぶことも自由である」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「マスター教義:2ニーファイ2:27」『モルモン書 教師用手引き』
マスター教義:2ニーファイ2:27
わたしたちは偉大な仲保者を通じて選ぶことも自由である
以前の「2ニーファイ2:26-30」の課で,わたしたちはイエス・キリストを通じて自由と永遠の命を自由に選ぶことができると学びました。この課では,2ニーファイ2:27のマスター教義聖句の場所と重要語句を暗記し,教義を説明したり,霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用することができるようになります。
マスター教義の復習活動を通して知識を広げる。これらの活動を定期的に行うことが,生徒にとって重要語句を暗記する助けとなります。クラスの時間以外にもマスター教義聖句の研究を続けるよう,生徒たちを励ますとよいでしょう。
生徒の準備:生徒に,2ニーファイ2:27の暗記に挑戦してもらうとよいでしょう。「マスター教義」アプリが使えることを生徒に思い出してもらいます。
学習活動案
このマスター教義聖句の課は,「2ニーファイ2;26-30」を学んだ後で学習するようになっています。つまりここは,マスター教義聖句2ニーファイ2;27の背景を学ぶ課なのです。このマスター教義聖句の課を別の週に移動する必要がある場合は,背景を学ぶ課も同じ週に教えてください。
暗記し,説明する
生徒が2ニーファイ2;27の聖句の場所と重要語句を暗記し,この節で見いだした真理を説明できるよう,効果的で適切な方法があれば何でも活用しましょう。
以下の提案を採用する場合は,生徒にクラス全体で,ホワイトボードか大きな紙に図を描いてもらうとよいでしょう。実践練習の時間が十分に確保できるよう,図の作成は短時間で済ませてください。可能であれば,生徒が聖句の場所と重要語句を暗記しやすいように,数日間にわたってこの図をクラスに掲示しておきましょう。
2ニーファイ2:27を読み,「人は……自由と永遠の命を選ぶことも,あるいは……束縛と死を選ぶことも自由である」という重要語句の意味を視覚化しやすいような図を描いてください。暗記しやすいように,図に重要語句も書いておきましょう。
次に,図の中に,イエス・キリストを通してもたらされる自由と永遠の命を選ぶことも,束縛と死を選ぶことも,自由であることの意味を書いてください。この聖句があなたにとって個人的にどのような意味を持ち,イエス・キリストに従うのにどのように役立つかも含めてください。
クラス全体で図を描いた場合は,生徒に協力してこの聖句の説明を書いてもらいましょう。
生徒が個人で図を描いた場合は,自分自身で説明を書いてもらい,その後,室内を移動して少なくとも二人の生徒に図と説明を分かち合ってもらいます。
最後に,図を見ながら,この聖句の場所と重要語句を暗記できるまで繰り返してください。
実践練習
生徒が霊的な知識を得るための原則を復習する助けとして,以下の提案とは別に,クラスが始まる前に生徒3人に原則を1つずつ研究してもらう方法もあります。レッスンのこの時点で,1,2分かけて,生徒が研究した原則をクラスで説明してもらいます。
霊的な知識を得るための原則を復習するために,3つの原則をそれぞれ思い出せるか確認してみましょう。次に,以下の語句と原則を正しく一致させられるかを確認します。(どれだけ正確だったかは,『マスター教義に関する基本文書』〔2022年〕の「霊的な知識を得る」の項の第5-12段落を参考にしてください。)
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「誤った情報や信仰を損なおうとする者たちから身を守る」
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「この世の前提や推論を受け入れる代わりに,主の真理の標準に基づいて,概念を見る」
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「自分がすでに持っている証に頼る」
教科課程で提案されているシナリオは,あなたの生徒の状況に合わせて自由に調整してかまいません。例えば,次のシナリオではアルコール飲料を別の罪深い行動に変えてもよいでしょう。
同じ目的が達成できるなら,別のシナリオを使用してもかまいません。例えば,教会の特定の標準に従うよう親に言われて気分を害している教会員についての,別のシナリオに焦点を当ててもよいでしょう。その人はいらだってこう言うかもしれません:「わたしには選択の自由がある!何でもできるの!」このシナリオの場合には,生徒は霊的な知識を得るための原則と2ニーファイ2:27を応用することができるでしょう。
以下のシナリオを読み,アイヴァンが霊的な知識を得るための原則をどのように応用することができるかを考えてください:
アイヴァンは土曜の午後を友達と過ごす予定でしたが,そのうちの一人が思いがけず皆で飲もうとお酒を持って現れたので,アイヴァンは帰った方がよいと感じました。これまでもそうした場合はいつも帰ってしまうので,友達が驚いたりしないことは分かっていました。アイヴァンが立ち去ろうとすると,友達のダニエルが「アイヴァンの教会は何もさせてくれないみたいだね」と言うのが聞こえました。
アイヴァンは歩いて帰りながら,ダニエルの言葉を考え続けました。
永遠の視点から概念や疑問について調べる
『マスター教義に関する基本文書』(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の第8段落を読んでください。疑問を見直すという意味について,特に注意してください。
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コメントや疑問を見直す,ということの意味をあなたはどのように説明しますか。
生徒の前問への答えに注意深く耳を傾けることで,生徒がこの概念をどの程度よく理解できているか理解する助けとなります。生徒が十分に理解しているようなら,一人の生徒に主導してもらい,ダニエルの言葉をほかの生徒と見直して(捉え直して)もらうとよいでしょう。
概念を見直すのにまだ助けが必要なようであれば,以下の幾つかの提案を使って生徒を助けるとよいでしょう。
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考えられる前提または思い込みを特定します。
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ダニエルは,自由と選択の自由の目的について,どのように信じているように見えますか。
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ダニエルは,救い主の教会の標準について,どのように信じているように見えますか。
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この問題を救いの計画や救い主の教えに照らして考えます。
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イエス・キリストの福音に従って生活することで経験したどのようなことにより,自分はダニエルとは違う見方をするようになったのでしょうか。
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救いの計画のどのような側面が,ダニエルが理解するのに最も役立つと思いますか。
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選択の自由を行使して主の戒めを守る人たちに救い主が与えられるのは,どのような自由なのでしょうか。それを拒否した結果としての束縛とは,どのようなものでしょうか。
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生徒を二人一組にして,以下の霊的な知識を得るための二つの原則を,一つずつ研究してもらうとよいでしょう。そして,自分のパートナーに対して,対応する質問への答えを互いに分かち合ってもらいます。
『マスター教義に関する基本文書』(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の第5-7,11段落を読み,次の二つの原則がアイヴァンの状況にどのように応用されるかを深く考えてください。
信仰をもって行動する
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もし,アイヴァンが霊的に危険な状況から立ち去るという自分の決断に疑問を抱き始めたら,あなたは第5-7段落からどのようなことを分かち合いますか。それはなぜですか。
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
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第11段落で言及されている情報源の中で,アイヴァンにとって最も役に立つと思うのはどれですか。
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2ニーファイ2:27に記された真理は,どのようにアイヴァンの助けとなるでしょうか。
マスター教義の復習
後のレッスンで,2ニーファイ2:27の聖句の場所と重要語句を,生徒が簡単に見直すのを助けます。これを行う一つの方法は,生徒に自分たちが作った図を見て,聖句の場所と重要語句をまだ忘れていないか確認してもらうことです。これを,今後の各課の最初または最後に繰り返し行うとよいでしょう。