「マスター教義:2ニーファイ2:25:『アダムが堕落したのは人が存在するためであり,人が存在するのは喜びを得るためである』」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「マスター教義:2ニーファイ2:25:『アダムが堕落したのは人が存在するためであり,人が存在するのは喜びを得るためである』」『モルモン書 教師用手引き』
マスター教義:2ニーファイ2:25
「アダムが堕落したのは人が存在するためであり,人が存在するのは喜びを得るためである」
「2ニーファイ2:17-26」の課では,アダムとエバの堕落について学びました。堕落について知ることは,あなたが現世の課題に直面したときに救い主に頼るうえで役立ちます。この課は,2ニーファイ2:25のマスター教義聖句の場所と重要語句を暗記して,教義を説明し,霊的な知識を得るための原則を実際の状況に応用する練習のために役立ちます。
自分の貢献が評価されていると学習者が分かるようにする。多くの場合,生徒が自分の考えや懸念をクラスで分かち合うのは勇気がいるものです。生徒の貢献に対して感謝を述べることで,自分の洞察や質問,証を分かち合う生徒の意欲に感謝していることを示すことができるでしょう。そうすることで,以降の分かち合いを促すことにもなるでしょう。
生徒の準備:生徒には,2ニーファイ2:25を暗唱する準備と,アダムとエバの堕落の結果として経験している喜びを分かち合う準備をしてクラスに来てもらいます。
学習活動案
このマスター教義聖句の課は,「2ニーファイ2:17-26」を学んだ後で学習するようになっています。つまりここは,マスター教義聖句2ニーファイ2:25の背景を学ぶ課なのです。このマスター教義聖句の課を別の週に移動する必要がある場合は,その週のうちに背景の課も教えるようにしてください。
説明と暗記
クラスのほとんどの生徒には目を閉じてもらい,二人だけに目を開けておいてもらいます。目を開けている生徒にある物を見せ,その物の名前は言わずにそれを説明してもらいます。その説明だけでクラスのほかの人たちがその物を当てられるか,やってみましょう。この活動は,概念をほかの人に簡単な方法で説明する練習に役立ちます。
天の御父の計画には説明するのが難しい部分があります。例えばアダムとエバの堕落がそうです。前の課で,あなたは堕落について研究しました。2ニーファイ2:25を読み,学んだことについて考えましょう。堕落は,天の御父の幸福の計画において根幹を成すものであったことを思い出しましょう。
アダムとエバの堕落を,あなたならどうやって8歳の子供に説明するか,また,堕落を理解することが重要な理由を書いてください。
生徒がこの教義を復習できるように,少人数のグループで書いた内容を分かち合ってもらうと役立つかもしれません。教室の中を回って,生徒の説明に耳を傾けてください。必要であれば,前の課の内容を復習し,堕落と前述の真理について生徒が理解できるようにします。
マスター教義聖句を暗記する練習をしましょう。暗記する練習の一つの方法は,聖句の場所と重要語句を以下の5つに分けることです:
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「アダムが堕落したのは
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人が存在するためであり,
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人が存在するのは
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喜びを得るためである。」
可能であれば,グループを5つ作って,各グループに一パートずつ割り当てるとよいでしょう。あなたが指名したグループに,割り当てられたパートを言ってもらいます。次に,グループの担当パートを変えて,これを繰り返します。
各パートの文言を紙に書き,それを指さしながら繰り返し声にだします。次に,言葉や語句を消すか隠すかして,聖句を繰り返し読み上げます。全部消されるまで続けると,この聖句の場所と重要語句を暗唱できるようになります。
実践練習
生徒が霊的な知識を得るための原則を復習できるよう助けます。これを行う一つの方法は,生徒に3つの原則をすべて,何も見ないで書いてみてもらうことです。
これらの原則を覚えるのに助けが必要な場合は,『マスター教義に関する基本文書』(2022年)を参照してください。
以下のシナリオでこれらの原則を使ってください:
ギデオンは,日曜学校のクラスでアダムとエバの堕落について学んでいるとき,堕落は天の御父の救いの計画において根幹を成すものであると教師が言うのを聞き,びっくりしました。ギデオンは,堕落から起こり得るあらゆる否定的なことを考え始めました。罪,死,病気,障害,精神疾患,試練など,挙げれば切りがありません。自分にとって最も不満であることのほとんどが,堕落の結果であることに気づきました。天の御父が,なぜ堕落のようなことが起こるよう望まれたのか,ギデオンは不思議に思いました。
生徒の反応を見ながら,生徒がこの懸念にこたえるための計画を作るのを助けるとよいでしょう。以下のような質問をするとよいでしょう:まず何をしますか。学習帳にどのようなメモを書き込みますか。ほかに答えの欲しい疑問はありますか。
この課の準備の際に時間を割いて,生徒が霊的な知識を得るための原則と堕落の教義を使う練習をするのに,ほかによい方法はないか考えてください。
また,以下の質問の一部または全部を生徒と話し合うのもよいでしょう。
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第11-12段落を読み返してください。
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この原則を使って,ギデオンの懸念にどのようにこたえますか。
この原則を使用するそのほかの方法
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ギデオンがさらに助けを得られるよう,神が定められたどのような情報源を調べるよう勧めますか。
生徒がこうした情報源を見つけるのが難しければ,2ニーファイ2:24-26またはモーセ5:9-10を再度確認してもらうとよいでしょう。『聖句ガイド』の「堕落(アダムとエバの)」の項を紹介してもよいでしょう。
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あなたがこれらの情報源を勧めるのはなぜですか。
永遠の視点から概念や疑問について調べる
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第8-10段落を読み返してください。
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この原則を使って,ギデオンの懸念にどのようにこたえますか。
この原則を使用するそのほかの方法
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あなたが堕落と救いの計画における堕落の役割を理解していることは,この状況でどのように役立ちますか。
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救い主と主の贖罪について,役立ちそうなことを何か知っていますか。
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永遠の視点から,この状況をほかにどのように見ることができますか。
信仰をもって行動する
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第5-7段落を読み返してください。
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この原則を使って,ギデオンの懸念にどのようにこたえますか。
この原則を使用するそのほかの方法
堕落と関連する試練に直面した自分自身の経験について考えてください。現世(死すべき状態)に伴う試練に直面したとき,あなたが信仰をもって行動し救い主に頼るために何をしたか,深く考えてください。
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ギデオンの状況で,あなたの経験はどのように役立ちますか。
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ほかにどのようにすれば,ギデオンがイエス・キリストを信じる信仰を示すことができるでしょうか。
マスター教義の復習
この後の課で,この聖句の場所と重要語句を順番をごちゃ混ぜにして,ホワイトボードに書くとよいでしょう。(この課の暗記をする練習で使った,5つのパートに分けたものを使ってもよいでしょう。)それぞれの生徒に正しい順番で書いてみてもらいます。
可能であれば,聖句の場所と語句を分けたものを別の紙に書き掲示し,クラス全員が見えるようにするとよいでしょう。一人の生徒に前に来てもらい,クラスの助けを借りながら,語句を正しい順番に並べてもらうとよいでしょう。